高知「花と器 SUMI」での展と「sumica」でのポラロイド写真展は
無事に終了しました。
お越しくださったみなさま、そしてお会いできなかったけれど気にかけてくださったみなさま、
どうもありがとうございます。

高知に行くのは2度目。展としては初めて。搬入日も含め5泊6日の旅でした。
飛行機が大丈夫かな、と心配になるような天気予報で向かった羽田。
奄美方面は着陸できないかもしれません、とアナウンスが流れていました。

今回「こんな機長は初めて」と思うくらいマイクを握るのが好きそうな語る人。
「機体が揺れても大丈夫です」と。マイクより操縦に専念してね、
と思ったけれど着陸は素晴らしかった!(ちゃんと拍手しました。)
高知の旅はこんな人間味を感じる機長が象徴しているようでした。

搬入は関川秀樹さん、庸子さん夫妻のてきぱきとしたご協力で気持ちよく集中。
りっぱな試着室まで作ってあり感嘆。(もう、きちんと部屋なのでした。)

会期中はいろんなお客様が来て下さり、うれしいことでした。
高知市内の方から、車で遠くから。愛媛、徳島、そして東京から。
本当にありがとうございます。
5月らしい爽やかさから、梅雨を予感させるような暑さと曇りと雨。
それでもこうして来ていただけることに感謝で一杯になりました。

sumicaさんでのスペシャルランチもおいしくほっとするひととき。
日々撮っているポラロイドが普段と違う場にあると自分から離れて、
その場にすっとなじんでいるようでした。
SUMIさんゆかりの作家の小鉢にそれぞれ違う味わいの品々。
気取らず、来た人が思い思いにすごせる空気。穏やかさと楽しさ。

terzo tempoでは藤川孝之のドローイング展。青木隼人さんのLiveと藤川のLive drawing。
そして「フジカワ・デッサン」という企画も。その人にとって大切なもの、人、風景などを描く、というもの。
そのためにお越しくださった方々とのコミュニケーションが実によかったようです。
話を聞くだけで、これはもう映画になる!と思いました。

「花と器 SUMI」「sumica」「terzo tempo」という3店の方が協力して
くださったことで、本当に濃い日々になりました。
3カ所巡って下さったみなさま、本当に感謝いたします。

滞在中、蛍がたくさん飛んでいる風景を見ることができました。
私が話の中で「蛍は今まで一度も見たことがない」と言ったところ、
「近くに見られるところがあるから」と。夜、庸子さんが歩いてつれていてくれました。
ふわ…ん、ふわ…んと。思っていた以上に明るい蛍の光が川から。
そして木々のある小高い方へ。ゆっくりと上っていく様は幻想的でした。
この光景がいろんな記憶と一緒になって、高知の日々がさらに印象深くなりました。

出発の朝、terzo tempoに立ち寄って。版画家の松林さんが撮ってくれました。
雨の中、白子干しを買っていけるように、と直売所に連れて行ってくれたり。あっという間の楽しい時間。
そして空港にお弁当を持って来て下さった歩屋の高椅歩美さんには感激しました。
飛行機のときは早め早めにしているのですが、
偶然にもぎりぎりの時間になったから会えた、という劇的タイミングで。すごい、サプライズ。
おいしく味わい深く。南の風を感じました。

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長年ここでお花と器のお店をしてこられた、時間を感じます。


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さりげなく関川庸子さんが生けた花を置いてくれました。

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展示期間中もお花の仕事は同時進行。
市場から戻ってきて、テキパキとした水揚げ作業中。

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sumicaさんでのポラロイド写真の展示風景。
大久保裕子さんがcafeの運営、お料理など。
内装や家具はだんなさまの大久保和声さん作、とのこと。

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